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2024.10.23(水)
『TGR TEAM KeePer CERUMO』を応援しています!⑥
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2024年 スーパーGT TGR TEAM KeePer CERUMO 第7戦 オートポリスレースレポート
10月19日(土)、20日(日)に2024年スーパーGTシリーズオートポリス戦が、宮城県のスポーツランドSUGOで開催されました。
TGR TEAM KeePer CERUMOより届いた、レースレポートをお送り致します。
公式予選結果は13位
決勝結果は10位でした。
荒天に悩まされ、すべての走行がキャンセルとなった10月19日(土)から
一夜明け、SUPER GT第7戦オートポリスは10月20日(日)の予選・決勝日を迎えた。
前日の公式予選キャンセル後にスケジュールの変更が行われ、
10月20日(日)は午前8時から、30分間の計時方式で公式予選が行われた。
天気予報では好転するはずだったこの日のオートポリスだが、
早朝のサーキットは霧に包まれ、直前のGT300クラスの予選開始時は、
気温12度/路面温度13度という冷え込みのなか迎えた。
前日からのこの変則スケジュールへの対策を練っていたTGR TEAM KeePer CERUMOは、
この予選を大湯都史樹に委ねた。
少しずつ霧が晴れ、コンディションが回復していくなか
大湯はウエットタイヤからスリックタイヤと変更しつつ、
残り3分で1分35秒759を記録。
翌周には1分34秒780にタイムを上げていったが、
ライバルたちのタイムアップが大きく、
13番手という順位で公式予選を終えることになった。
「思った以上にタイムを上げられませんでした。
公式練習がなかったことで微調整ができなかったことが影響しているとも思います。
30分間のなかで何かセットを変更することができたチームは
ほとんどなかったと思いますが、僕たちには良い方向にはいきませんでした」
と大湯は予選を振り返った。
公式予選の後、オートポリスは急速に天候が回復していったが、
気温はそれほど上がらず、冷たい風が吹き続けていた。
予選終了からわずか2時間30分のインターバルで迎えたウォームアップでは、
今週初めて石浦宏明がドライブ。
決勝に向けた準備を進め、午後1時20分からの決勝レースを迎えた。
KeePer CERUMO GR Supraのスタートドライバーを務めたのは大湯。
気温17度/路面温度24度というコンディションのもと、
序盤から各車が選んだタイヤによって
グレーニングやピックアップなどの症状が出てくることになるが、
そんななか大湯は1周目の混戦を縫って12番手から10番手までジャンプアップを果たす。
3周目にはさらに9番手までポジションを上げると、上位を追っていった。
ただ、予選でもベストなパフォーマンスが発揮できなかった
KeePer CERUMO GR Supraだったが、
レース中盤に向け大湯はややペースに苦しんでいく。
前を走っていた#100 CIVIC TYPE-R GTに食らいつき、
17周目にはポジションを下げた#3 Z NISMO GT500を先行し8番手まで浮上。
その後、#19 GR Supraのアクシデントにより導入されたセーフティカーラン明け、
32周目にピットイン。石浦に交代した。
さらなる追い上げを目指したい石浦だが、このスティントは波乱の展開となった。
コースイン直後、石浦は1コーナーにアプローチしたが、ここでまだタイヤが冷えており、
石浦はわずかにコースアウトを喫してしまった。これで3台ほどにかわされてしまう。
直後、ピットアウトした集団のなかのバトルで#17 CIVIC TYPE-R GTが
クラッシュしたことからセーフティカーランとなるが、
42周目に解除になった直後の44周目、
第2ヘアピンのアプローチで、2台前にいた#16 CIVIC TYPE-R GTがスピンを喫した。
第2ヘアピンは先が見通しづらく、
石浦の前を走っていた#8 CIVIC TYPE-R GTが避けたところに
いきなり停止車両が現れてしまう。
石浦はたまらずコース外側のグリーンに避けるも、これで2台に先行されてしまう。
波乱はまだ襲いかかった。
走行中、KeePer CERUMO GR Supraの
左フロントフェンダーのパーツが外れかかってしまう。
大きなパーツではないが、フロントフェンダー周辺は空力の感度が大きい部分。
アンダーステアが強くなり、パーツが動くたびにバランスが変化する。
石浦のペースは大きく下がってしまうことになった。
ただ、パーツが自然に外れてからはペースを取り戻し、
ペナルティで後退した#14 GR Supraが後方から迫るも、
しっかりとポジションを守りながら
2回目のピットストップのタイミングをうかがっていった。
そんななか、61周目に#64 CIVIC TYPE-R GTが3コーナーでクラッシュ。
3回目のセーフティカーランとなる。
ただこのタイミングでKeePer CERUMO GR Supraはピットに入ることができず、
すでにピットインを済ませていた陣営が上位に進出することになった。
石浦はセーフティカーラン明けの68周目にピットに戻り、
ふたたび大湯にステアリングを託した。
「ガムシャラにいきました」という大湯は追い上げをみせるも、
終盤GT500クラスの中位以下は大きな順位変動もなく、
最後はGT300クラスのアクシデントで4回目のセーフティカーランに。
そのままレースはフィニッシュを迎えた。
TGR TEAM KeePer CERUMOにとっては苦しい週末となった第7戦。
ただ、そんななかでも1ポイントは掴んだ。まだシリーズは2戦ある。
TGR TEAM KeePer CERUMOは次戦の巻き返しを狙う。
次戦は11月2日(土)、3日(日)に、栃木県のモビリティリゾートもてぎにて開催されます。