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2024.12.12(木)

『TGR TEAM KeePer CERUMO』を応援しています!⑧

エザキの最新情報

2024 AUTOBACS SUPER GT Report
SUZUKA GT 300km RACE GRAND FINAL
第5戦 鈴鹿サーキット
KeePer CERUMO GR Supra
#38⽯浦宏明/⼤湯都史樹
◆12 ⽉8⽇(⽇) RACE
決勝結果 9位

チャンピオン獲得の可能性を失うだけでなく、予選結果も10 番⼿と悔しい最終戦の⾛⾏初⽇となったTGR TEAM KeePer CERUMO。
迎えた12 ⽉8⽇(⽇)の決勝⽇も鈴⿅サーキットは晴天に恵まれ、2万7000 ⼈ものファンがスタンドを埋めた。
最終戦らしい雰囲気のもと、午前11 時10 分からウォームアップ⾛⾏が⾏われ、途中⾚旗中断があるなか、KeePer CERUMO GR Supra は決勝に向けてトライしたセットアップを確認。当初予定から10 分遅れとなる午後0時50 分からの決勝レースに臨んだ。
前⽇よりも雲が多く、気温13 度/路⾯温度19 度という冷え込みのなか迎えた決勝。KeePer CERUMO GR Supra のスタートドライバーを務めたのは⽯浦宏明だ。スタート直後、タイヤが冷えた状態で⽯浦は⼤混戦のなかバトルを展開するも、ライバルたちとは選んでいたタイヤが異なったことや、位置取りでやや順位を落とし、14 番⼿でオープニングラップを終える。ただ、その後は3周⽬に#8 CIVIC TYPE-R GT がペナルティストップをこなしたことからひとつポジションアップ。スタート直後に順位を落としていた#24 Z NISMO GT500や、同じタイヤを履いていた#37 GR Supra、さらに順位を落としてきた#19GR Supraなどと競り合いながら、バトルのなかでわずかに接触等もありつつ、序盤のレースを進めていった。

9周⽬にはGT300 ⾞両のアクシデントで⼀度フルコースイエローが⼊ったが、それが明けた10 周を過ぎるころには、少しずつ順位が落ち着きはじめた。⽯浦は前を⾛る#37 GRSupra にターゲットを定め、そのギャップを詰めていった。前⽇は難しいフィーリングだったKeePer CERUMO GR Supra も、チームの努⼒により改善されていた。
GT500 クラスでは17 周⽬から相次いで各⾞がピットインしていくことになったが、KeePer CERUMO GR Supra もなんとかライバルたちを先⾏するべく、ミニマムスティントとなるこのタイミングでピットイン。⼤湯都史樹に交代する。ここでチームは抜群のピットストップを決め、#37 GR Supraを先
⾏。#24 Z NISMO GT500を追いながら11 番⼿でレース後半を戦っていくことになった。
後半スティントでは⼤湯は前半と異なるタイヤを履いており、ペースは悪くない。ただ、#24 Z NISMO GT500はストレートが速く、⼤湯といえどなかなかオーバーテイクには⾄らなかった。しかし、そんな⼤湯のプレッシャーが功を奏したのか、44 周⽬に#24 Z NISMO GT500はタイヤにトラブルを抱え後退
することに。⼤湯のKeePer CERUMO GR Supra はついにポイント圏内の10番⼿に浮上することになった。
今までに経験がない12 ⽉の開催、しかもこの⽇はレースウイークでも最も気温が低い状況で、多くのライバルたちがタイヤに苦しむことになったが、そんななかレース終盤でも⼤湯のペースは衰えることはなく、チェッカー間際には9番⼿を⾛っていた#39 GR Supraにターゲットを定めた。

⼤湯はファイナルラップ、#39 GR Supraをオーバーテイクすることに成功。これで9位に順位を上げフィニッシュすることになった。予選⽇にはポイント獲得も難しいかとも思われた最終戦だが、2ポイントを持ち帰ることに成功した。

この⼤湯の奮闘もあり、TGR TEAM KeePerCERUMOの⽯浦/⼤湯組は2024 年のドライバーランキングを4位で終えることになった。54ポイント獲得は3位の#3 Z NISMO GT500と同点だが、勝利数の差での4位となった。やはり勝ちがシーズンでは必要になることも痛感させられた。とはいえ、新体制の⼀年⽬で、TGR TEAM KeePer CERUMO は昨年のランキング13 位から⼤きなジャンプアップを遂げることになった。今シーズン得た速さと強さを、来たる2025 年に繋げていく。ふたたび⽬指すはチャンピオンへの挑戦だ。

 

ドライバー/⽯浦宏明

「今回、スタートで履いていたタイヤが温度レンジに合っていなかったので、フォーメーションラ
ップまで懸命に温めていったものの、スタート直後は苦しくなりました。同じタイヤを履いていた
37 号⾞を抜きに⾏こうと思ったときに位置取りが良くなく、順位を落としてしまいました。前に詰まったときにストレートが速い24 号⾞と接触したりするなかで、なんとか前に出たいとピットと話し、予定どおりミニマムの周回数でピットインすることにしました。ピット作業もすごく速かったので、前に出ることもでき、チームに助けられましたね。後半は⼤湯選⼿も良いペースで⾛れましたし、2台を抜いてくれたので本当に良かったです。今⽇はポイントが獲れないかと思っていたくらいだったので、感謝しています。これでランキングは4位で終わりましたが、今季は新体制でやらせてもらい、開幕前は機能するのか不安もあったものの、チーム全員で良い雰囲気を作ることができ、⾃信もつきました。今後への転機になった⼀年だったと思います」

 

ドライバー/⼤湯都史樹

「序盤の⽯浦選⼿からバトンを渡してもらいましたが、まずその時のピットワークが素晴らしかったですね。そこで37 号⾞の前に出られたのがその後の展開に繋がったと思います。アウトラップも良いペースで⾛ることができました。
ただ、その時点でできていたギャップに24 号⾞が⼊ってしまい、そこからは追いついたり離されたりという展開になりましたが、展開にも恵まれましたね。レースでのスティントについては悪いところはそれほどなかったと思いますし、⾃信をもって⾛ることができました。最後に39 号⾞をかわすところまでいけたのは良かったです。終盤は僕たちがいちばんペースが良いくらいだったのではないでしょうか。結果的にはランキング4位となりましたが、⾃分としてはやり切ったシーズンになったと思います。とはいえ、チャンピオンになった36 号⾞はとてつもなく速いので、オフの開発なども含めて課題をしっかり解決し、⼒の差を埋めていきたいですね」

 

  ⽴川祐路

「序盤に少し順位を下げてしまい、14 番⼿までドロップすることになりました。前のグループとはギャップが広がってしまう苦しい展開になってしまいましたが、そんななかでも終盤には⼤湯選⼿がファイナルラップまで追い上げをみせてくれたおかげで9位に⼊り、ランキング3位を守ることこそできなかったものの、ランキング4位でシーズンを終えることになりました。今週末こそ苦しいレースウイークになってしまいましたが、⼀年を通してみると、新体制で臨んだなかでチームみんなの頑張りのおかげで、⼀年⽬としてはまずまずの成績で終えられたのではないかと思っています。これを糧として、明⽇からさらに来年に向けて⾶躍できるように頑張っていきたいと思います。⼀年間応援ありがとうございました」